OA機器の普及などによる目の酷使、過労、又、目の老化現等、様々な原因によって目の疾患を持つ人は年々増加しています。しかし、残念なことに、それらの疾患に対して有効な薬は、決して多くありません。そこで、中国数千年の知恵を生かし、伝統の漢方医学の理論に基づいて開発されたのがニューアイリタンです。
漢方医の指導思想にある全体観とは、人体の臓腑、五官、筋肉、骨、神経、血管などの組織の全ては経絡を通じてつながりひとつの整体になっており、各部分の間には相互資生、相互依存、相互制約があって、いかなる疾患の治療においても全身から考えなければならないというものです。目として例外なく「五臓六腑の精は、みな上がって目に注ぐ」といわれるように、各器官と深い関わりを持ち、特に五臓の中でも、「瞳孔は腎に属する」「肝臓は目に開窮する」といわれるように、腎臓・肝臓と関係が深い。そこで、目を治療する処方には滋補肝腎の成分が最も多く含まれており、ニューアイリタンに配合されている塊茎地黄茎、枸杞子、菊花も、肝腎を滋補し、明日(目を明るくする、視力を増進する)作用を有する。特に目の老化を防止する作用があり、老化病として白内障に用いられている。
動物の内臓をもって人間の内臓を補う以臓補臓は、中医学で常用される治療法の一つです。目の病気によく使われる動物の内臓は、肝臓と胆で、羊肝丸や熊の胆でつくった熊胆丸などはその例、ニューアイリタンの主成分の鯉の胆は非常に小さいですが、多種の眼科疾患に対して内服・外用共に有効で、古代の文献『神農本草経』に『地目熱赤腫痛、青盲翳障』(目の充血、腫脹疼痛、角膜片雲にあたる)と記載されています。
目が疲れた時冷たいタオルで冷やすと気持ちがよくなるといった経験は誰にでもあるでしょう。眼科疾患の臨床では、熱邪(各種の発熱性の疾患の原因)により充血、腫れ、疼痛、目やに、異物感などの呈するものが多く見られる。このような病態に、中医では清熱剤(熱を取るもの、冷やすもの)をしようして治療します。前述の鯉胆は他の動物の胆と同じく冷やす性質を持っているため眼の炎症に効くわけです。叉、真珠、菊花、ハブ茶などはいずれも肝臓の熱を取る漢方薬で、特に真珠は心臓、肝臓の熱を取る事が出来る為、唐に時代から目の充血、痛み、角膜混濁などの目の疾患に用いられてきた、ちなみに、ニューアイリタンの処方は、唐代医書『千金要方』に記載された『真珠散』に基づいて作ったものです。菊花は殺菌作用を有するため、結膜炎、角膜炎、ブドウ膜炎、網膜炎、涙嚢炎など各種の急性・慢性の炎症に優れた効果を現す。ハブ茶は、清熱明白のほか便秘にもよく、菊花とともに中性脂肪減少を有し、高血圧、動脈硬化の治療に用いられています。
中医では、動物薬は「血肉有情之品」といわれ、人体に対する補益作用が植物薬より大きい。日本でも古くから目の保険薬として知られる八目鰻は五臓を補うことにより目に対する栄養価値が極めて優れている。また、高麗人参は古代の医書「大補元気」つまり、元気を補う作用が大きいと記載されています。抵抗力を増強し、免疫機能を改善する事により人体の自然治癒力を高め、目の病気を治療するわけです。
老年では動脈硬化により眼底出血が多発、眼底に血塊が出来て、網膜、視神経が圧迫され視力悪化の一因となります。血塊を取り除くため活血剤が必要です。このような厄介な病態の活血・止血療法できるものが欲しい!三七人参はそのような働きがある数少ない漢方薬のひとつで、目及び全身の血行を改善し、眼底出血の予防と治療に大きな役割を果たしています。