私のひとりごと (6月号)|スタッフブログ|奈良市の漢方は三笠薬品

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2025.06.10

私のひとりごと (6月号)

最近、この歳になって“幸せ”とは?とよく考えるようになりました。

今まで生きてきてこういうことは考えなかったのですが、

今はゆっくり生活をしていますので、考えるようになりました。

“幸せ”とは、健康で、そこそこのお金があり、

先々の心配がないことが最低条件だと思います。

今、病気で悩んでいたり、経済的にも苦しかったり、先々が不安だという方には、決して“幸せ”とは思えないでしょう。

人間は生きているかぎり“苦労”があります。

今でも四苦八苦という言葉がよく使われますが、四苦とは生、老、病、死。つまり、生まれること、老いること、病気になること、そして、死ぬことです。

そして、老、病、死の苦しみの原因は、この世に生まれてきたことにあります。

この四苦に愛別離苦(あいべつりく)、怨憎会苦(おんぞうえく)、求不得苦(くふうとく)、五蘊盛苦(ごおんじょうく)の4つを加えて八苦になり、これを総称して四苦八苦といっております。

愛別離苦は文字通り愛する人と別れなければならない苦しみです。

怨憎会苦とは憎く、恨みをもっている人と会わなければならない苦しみです。

そして、求不得苦は求めるものが得られない苦しみです。

最後に五蘊盛苦は、様々な苦しみは結局人間自身がその肉体と心で盛んに作り出しているものだということです。

このように仏教では言われますが、私もここまで生きてきて色々な経験をしました。昨年は病じゃなく、怪我で約2ヶ月入院をしました。

今でも以前の体に戻りたいと思っていますが、これは無理なことです。これも大きな苦労だと思います。求不得苦、機械好きの私には耳の痛い言葉です。

話しは元に戻りますが、“幸せ”とは?簡単に申し上げますと、苦労のないことです。苦をなくすということは、生きているかぎり無理なことです。

私は苦をなくす最大の手段として、日本語にはない言葉ですが、「忘許」。

忘れて許す。と思っています。忘れるといっても忘れられないことがあると思います。叉許すといっても許せないことがあると思います。

どちらも時間が解決してくれると思っています。

“幸せ”はなんと言っても、健康であることが第一の条件です。

皆さんの健康を少しでもお手伝いが出来き、喜んでいただけることが、

私は最高の“幸せ”だと思っています。