漢方の三笠薬品 (株式会社三笠薬品)のお知らせ |「ぱどnavi」

お知らせ

アトピー性皮膚炎の3つの問題

 


アトピー性皮膚炎の3つの問題点


 


アトピー性皮膚炎の原因の多くは、「何を食べたら良いのか」より以前に、体の


内側ではすでに問題が発生しています。


(1)「胃腸が弱くて」、食べた物を胃腸でどろどろの栄養水に変えられない。 (従って栄養水から血液や津液を十分つくれない為に、丈夫な体をしっかり作る事が出来ない


(2)「腎の温かみが少なくて」、冷え傾向の為に、熱でその栄養水を気化し、水蒸気の様に非常に細かく(利用できるものに)する事が出来ない。


(3)「肺が弱くて」、さらにそれを、肺の働きである全身に宣散(せんさん)しながら(発散し広く行き渡らせ)、粛降(しゅくこう)させる事(下げて隅々までまき散らす)が出来ない。その為、気も十分に作れず、肺での皮膚防衛力も低下している事が問題点となります。逆に、これら3つが改善できればかなり改善し易い訳です。


従って、体質的にみて先天的に腎虚を持っていて、肺が弱く腸も弱いと云えるの


です。つまり、アトピー性皮膚炎はアレルギーなので、臓器は肺を中心に強化して牌の胃腸と、腎との関係を重視し、根本的に全体の陰陽の調和を取る事で改善して行けます。その為肺・牌・腎の関係で補気と補腎ができるスクアレンや、外用としてサメミロンエースが効果的なのが理解できます。また、これらは排泄器系とも関連しているので、排尿と排便も改善する事です。


重要な点は、毎日1回~3回位の便通があることです。正常に毎日便通がある


事は不要な代謝物を除く事が出来てカユミも軽減できます。それで便通がある様


に調整します。最終的には1日1回は必ず正常な排便がある様にする事です。


(排便がポイント。しかし妊婦さんには便秘薬は飲まないように注意です。)


 


胃腸を強くするには、ご飯を中心に野菜を多く摂る献立にして、甘い物、脂っこい物、油で揚げた物などは避ける事です。乳幼児では薬を極力減らして、主に胃腸を整えれば改善できるのでスクアレンが推奨できます。


 


外用はサメミロンエースを使用してください。


 


日誠マリン工業(株)


学術担当 多田俊明氏より


 

ページTOPへ戻る