漢方の三笠薬品 (株式会社三笠薬品)のブログ |「ぱどnavi」

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私のひとりごと   令和4年6月

2022/06/04





私のひとりごと   令和4年6月


 


お元気ですか?


 私も元気で、毎日忙しくしています。


今回の私のひとりごとは「皮膚トラブル」のことについて


お話をさせて頂きたいと思います。


 


今から40年前のことです。


三笠薬品の開店当初、問屋さんの担当者瀬戸川君。


 


彼は僕のひとつ年下で何となく気があって、仕事以外でも仲良くしました。


 


彼の家に泊まったこともあり、私の結婚式にも招待しました。


 


彼は薬局のことをよく知っていて、


色々と教えてもらった私の恩人だと思っています。


何も分からない僕に、


「先生、これからの薬局人生は”ひ・じ“ですよ」


 


「え~、どうゆうこと?」と尋ねると、


「『ひ』は皮膚病、『じ』は痔、


このことを専門にやっていけば生き残れると思う」と言ってくれました。


 


何も分からない僕は、開業当初は景気も良く、


なぜか量販思考に走っていました。


売上はうなぎ登りに上がり、


借金をして出店。


 


結局、本店を含め合計で4店舗になりました。


奈良市内では当時、


ビッグ店と言われ大阪の量販店のお誘いでグループ店と


して出発することになりました。


いわゆるフランチャイズ店ということです。


このシステムは、仕入れは楽ですが、


すごくロイヤリティーが高くつき、


長続きしませんでした。


そして、年々売上が下がり続け、


しかたなく支店を閉めていくことにしました。


 


 


平成の元年のことです。


亡くなった家内のアトピーが突然出てきて、


手当に戸惑いました。


 


みるみるうちに酷くなり、


軟膏とか、サメミロンではとても無理な状態です。


 


その時、あるメーカーと某薬局さんに教えてもらい、


特殊な方法で手当することで時間はかかりましたが完治しました。


 


その時、瀬戸川君の言葉を思い出して、ひ・じの「ひ」や!


皮膚病を猛烈に勉強したことを覚えています。


 


アトピー、乾癬、肝斑、雀卵斑、疥癬、その他色々とありますが、


皮膚病はウイルス性と内から来ているのでは全く、


手当のしかたが全く違います。


カンジダ症とオムツかぶれは見分けて手当てしたことを覚えています。


カンジダ症にステロイドを塗れば、必ず悪化します。


手にできるカンジダ症も見分けられるようになり皮膚病に対して自信がついてきました。


 


亡くなった家内が酷いアトピーでしたので、


地域情報紙で「アトピーは当店で!」という宣伝を出し続けました。


 


家内より酷いアトピー方がたくさん来られました。


中にはお母さんが奈良西病院の看護師さんで、


「私の病院ではどうすることも出来ないから、お願いします。」と


頼まれたこともありました。


酷いアトピーのやり方は、特殊なやり方で自信があったので、


 


その方法で一年近くかかりましたが、完治しました。


看護師のお母さんは、「ここはアトピーの駆け込み寺ですね!」と言って心から喜んで頂きました。


 


皮膚病は対症療法だけで、


完治することはないといわれています。私もそう思います。


 


完治する方法は、腸内環境を整えていくことです。


当店で腸内環境を整える漢方薬で沢山の方が良くなっておられます。本当にありがたいことです。


40年前、瀬戸川君の言った「ひ」をもっともっと追求していきたいと思っています。


 


「ありがとう瀬戸川君、元気にしていますか?」


 


 



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