私のひとりごと 令和2年2月 |
2020/03/04 |
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私のひとりごと 令和2年2月
江戸時代にも流行したインフルエンザ
江戸時代は戦争のない平和な時代が265年間続いた。
過酷で容赦のない戦国を生き抜いて天下を取った初代将軍・徳川家康の基本理念は、いかに戦いをなくすかにある。「平和」を希求した。
戦争のない265年は、いわば〝家康の遺産〟だったかもしれない。
江戸時代は士農工商の身分差別や男尊女卑の思想さえなければ、平和で食糧も自給自足、
〝多子少老〟の理想的な社会でした。
日本の歴史上、ひときわ光栄を放っている。江戸を学べば、日本が見えてくるのである。
ここ数年、新型ウイルスについての報道が賑わっています。世界的な流行が危惧されていて、日本でも過剰ともいえる反応を示しています。
2008年9月にアメリカの名門投資銀行であるリーマンブラザーズが破綻して世界が経済危機にみまわれた。
あのリーマンショックの時にインフルエンザが流行れば、「リーマン風」と呼ばれたはずです。
それにしても、鎖国している江戸時代に何故欧米で流行しているインフルエンザが日本に流行したのだろうか。
当時、長崎・出島が唯一、外国との窓として開かれ、オランダとの交易がかなり盛んだった。
出島から侵入したと考えられます。インフルエンザの伝染力がそれだけ強力だったということです。
密航も感染ルートになった可能性があります。
こうしたインフルエンザに対し江戸医学は大陸伝来の医術と我が国で改良された医術で対応しました。
ただ、薬の材料である生薬は高価だったので、将軍や大名はさておき、庶民はなかなか治療のための薬を入手できなかった事情がある。
江戸医学がどのような薬で対応したかの一つの記録に、大正8~9年に猛威をふるったスペイン風邪がある。スペイン風邪は全世界に流行し、2000~4000人を死に至らしめたといわれるインフルエンザだった。
日本でも襲来したが、当時の西洋医学はなす術を知らず、江戸医学で乗り切るしかなかった。
このとき活躍した漢方医に森道伯先生が知られている。
今、コロナウイルスの流行に中国では漢方ブームになっています。
免疫を上げ感染しても発病しないように、沢山の方が漢方薬を飲まれているようです。
日本でも近々漢方ブームになるのではないでしょうか?やはり、漢方は体にやさしくてイイですね。
是非、感染予防に漢方をお試し下さい。
北室 宏親(ペンネーム)