私のひとりごと 令和元年6月 |
2019/06/07 |
---|
私のひとりごと 令和元年6月
お元気ですか?私は相変わらず元気で過ごしています。
『あいさつをかわす』
さわやかな朝の空気を胸いっぱいに、我が家の家の前を掃除する。
勤めの早い近所の人が向こうからやってくる。〝おやようございます〟〝おはようございます〟。
何気なくとりかわすこの朝のあいさつは、毎日の習慣のように、何でもないことのように思えたりするのだが、私たちは、もう少し挨拶の大切さを考えてみたい。
〝夕べは寒かったですね〟という、お互いにいたわり合う気持ちが出たこの挨拶で、
あるいは〝毎日お世話になっております〟というこの感謝の気持ちから出た挨拶で、お互いの用件に入る。仕事がスムーズに動き出す。誰が考え出したものでもない。
私たちは遠い祖先から伝わってきたこの挨拶というものは、いわばお互いの毎日の暮らしの潤滑油とでもいった尊い働きを果たしているからである。
〝お寒うございます〟と言ったところで暖かくなることもないし、というのは落語の中の話だけにしたいものである。
あいさつにも色々あろうが、要は、私たちはもっと挨拶というものを大切にしたい。
明るく朗らかに、あいさつを交わし合うことをこころがけたいものである。
この文章は、パナソニックの創業者、松下幸之助氏「道をひらく」から
私は、大学を卒業してから、松下電器の業務用無線機を販売しておりました。
今では少ない簡易無線という無線機です。
ユーザーはお米屋さんとか燃料屋さんで、私の仕事は飛び込みのセールスマンです。
高価な機械で、一台が約25万円。アンテナを設置して親子で設置すれば60万にもなる、
こんな高価な無線機を誰が買うのだろう?と不思議に思っていました。
飛び込みをしても、門前払いで苦労したことを覚えています。「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる!」と思い、とりあえず一日10~15件は飛び込みをしました。毎日断られることも慣れてきて、それが苦労だとは思わなくなってきたことを覚えています。
「こんにちは、松下電器です」って言ってお店に入っていくと、まず言われるのが、
「うちは用ない!」。その次に言われることが、「帰ってくれ!」。
しかし、中には親切なお客さんも沢山おられました。そんなある日、ちょっとしたきっかけで、
高価な無線機を買っていただくことになりました。
(その時の嬉しかったことは、今でも忘れません)
尊敬する松下幸之助氏の言葉は今でも「神のことば」と思って、
勤めた4年間のことは忘れることはありません。
上記の文章で、事は「挨拶で始まり」「挨拶で終わる」と言われるぐらい挨拶は人間関係を作り、それが「成功への道」だと考えています。
挨拶は非常に大事ですね。
北室 宏親(ペンネーム)