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私のひとりごと  平成30年3月

2018/03/01

テキスト ボックス: ⑮私のひとりごと                          平成303


 


 早いもので今年も2ヶ月過ぎました。『梅に鶯』の季節ですが、春は辛い方とそうでない方がおられます。


アレルギー(アトピー)の方にとっては嫌な季節だと思います。又、鼻炎(花粉症)の方は一年で一番嫌いな季節だと思います。アトピーの方は木の芽が出るように、春は身体の中に眠っていた悪いもの(毒素)が表に出てきます。冬眠する動物のように、悪いもの(毒素)が冬眠しています。その毒素が春になって皮膚に出て


正常な皮膚がトラブルを起こします。


初めて、春になって皮膚がトラブルを起こした状態で皮膚科に行きますと、100%ステロイド軟膏が処方され、その軟膏を塗布すると嘘のように治ります。治ったと喜び、誰だってやっぱり皮膚科のお薬はよく効くと思い込んでしまいます。この軟膏は素晴らしい!と頭に洗脳されます。ところが、又何回も何年も塗っているうちに、医学会ではいわれてないのですが、体内にステロイドが蓄積されます。それを知らずに塗布していれば、大変なことが起こります。


私も、長年アトピーの方のお手当をしてきました。ステロイドを塗っている年数と、脱スロイド(ステロイドを抜く)の年数は比例します。例えば、5年ステロイドを塗った場合は、脱ステロイドは5年以上かかるでしょう。


 ステロイドのリバウンドはすぐに出てくるとは限っていません。お医者様も、副作用のことは説明してくれません。それが、現代の医療です。副作用のことをいえば、誰も薬を塗ったり、飲んだりしなくなるからです。


 最近は、ネット情報がありますから、ステロイドを塗ってどうなるかは、きめ細かく書いています。それを信じて、ステロイドを止めたらますますひどくなってきます。困っておられる方が、随分たくさんおられるのが現状でしょう。


 


 アトピーのお手当は、皮膚のお手当も大事ですが、それ以上に身体の中からの体質改善が大事だと思います。


 今まで、アトピーは毒素排泄のことばかり考えていましたが、早く改善するには


腸内環境を整えるということ。善玉菌を増やすことで、皮膚が随分早く改善されます。


 アトピーを手当てして30年以上になります。どこへ行っても治らない方、お話だけでも結構ですので、是非お声をかけて下さい。


 『漢方のミカサ』のブログも見て下さい。


                          


                                     北室宏親(こうしん)

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